おんどとりjr TR41データ取り込み

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 前回、おんどとりjr TR41の機器の基本的な設定からスマホでのデータ表示するところまで紹介しましたが、おんどとりで計測したデータをパソコンに取り込む方法について紹介します。 本記事ではおんどとりで計測したデータをexcel(csvファイル)として入手するところまで説明します。

計測データをダウンロードする流れ

 おんどとりjr TR4(後継TR4A)シリーズでは、おんどとりjr 端末で温度・湿度を計測したデータをスマート端末を経由して、おんどとりweb storageにアップロードし、データを必要とする端末にダウンロードして利用することをT&D社さんは基本的な利用法としているようです。

 公式よるTR4Aシリーズの利用方法の説明(リンク)

 おんどとりとスマートフォンの間はbluetooth通信、スマートフォンからおんどとりweb storageにはスマートフォン端末のモバイル通信等を経由してデータをアップロードします。スマートフォンとおんどとりと通信・データの吸い取りはThermoStorageという無料のアプリで行います。おんどとりweb storage では計測データの保存と閲覧、ダウンロードして手元の端末に保存することもできます。下記の図はおんどとりで計測したデータを手元のPCにダウンロードするときの簡単な概略図になります。

おんどとりで計測したデータの流れ

 

事前準備

 事前準備としてデータをPCに取り込む前に、アカウントの作成とアプリのインストールを行う必要があります。

おんどとり web Storage でアカウント作成

 おんどとり web Storageにアクセスし、アカウントを作成します。下記画像のユーザー登録からおんどとりweb Storageで使うアカウントを作成します。

 ユーザー登録をするを選択すると下記のように登録メールアドレスとpassワードの入力を求められるので、これに従って入力します。また、ご利用規約とプライバシーポリシーを確認してチェックボックス□に☑を入れて送信します。

 上記の入力を行い、送信すると入力したメールアドレスに送信先が正しいかの確認と登録完了のためのURLが記載されたメールが届くので、内容を確認の上、登録完了のためのURLをクリックします。

 登録完了のためのURLをクリックすると下記のような画面が表示され登録が完了し、登録完了のメールが届きます。また、IDとパスワードをメモって次回以降のログインに使用します。

おんどとり web Storage に計測機器の登録

 おんどとり web Storageにログインすると下記のような画面が表示されます。データを読み込むおんどとりjrを登録するためにスタートガイドないの機器を登録をクリックします。

※初回以降はサイドバー中の機器設定>追加のボタンから機器を追加することもできます。

 追加ボタンを押すと下記のような画面が表示され、登録する機器のSN.から始まるシリアル番号と登録コードを入力すると、おんどとりWeb Storageへ機器を登録することができます。

 正しく入力できれば、サイドバーの機器設定をクリックし下記のような画面が表示されます。これで機器の登録が完了です。

ThermoStorage のインストール

 スマートフォンを経由して計測データをアップロードするためにThermoStorageをインストールします。app store または google playでダウンロードしてインストールしてください。

※TR4シリーズの後継シリーズTR4AではThermoStorageではなくT&D Thermoというアプリでおんどとりweb Storageへデータをアップロードする必要があります。また、T&D ThermoではTR4シリーズも扱うことができるようです。

※T&D Thermoの使用方法については後日、記事を追記します。

ThermoStorageを立ち上げると下記のような画面が表示されます。この画面で近くにある通信可能なおんどとりがあると、通信可能のボタンにデータ通信のできるおんどとり機器のリスト表示されます。

計測

 ThermoREC等と使って、計測の条件(測定間隔など)を設定して測定をします。このあたりの、おんどとりjr TR41の測定条件の設定については、別記事にしていますので、そちらを参考にしてください。

データの吸い上げ

 おんどとりで計測したデータは、スマホにインストールしたThermoStorageでおんどとり Web Storageへアプロードします。アプリを入れたスマホをデータを読み込むおんどとりの近くへもっていき、通信可能のタブをクリックして、通信できることを確認します。データを読み込むおんどとりに☑を入れて、吸い上げをタップします。

 今回は1台のおんどとりだけのデータの吸い上げを行っていますが、複数台の吸い上げも可能です。また、おんどとりにセキュリティのため吸い上げ制限をすることもできます。詳細はT&D社のアプリヘルプを確認してください。

※Bluetooth 4.1(おそらくclass 2)の通信距離は条件が良くて10m程度です。通信エラーが出る際は、おんどとりjrとスマホの距離を近づけてデータのやり取りをしてください。また、スマホからおんどとりweb storageへの通信はスマホの回線を使うので、電波の悪い場所で使う際はスマホ自身の通信環境にも注意してください。

 吸い上げを実行すると下記のような画面になり、吸い上げが成功すると緑の表示がされます。赤が吸い上げ失敗の表示です。吸い上げが失敗するのは、ThermoStorageを起動しているスマホがスリープ状態になったり、電池残量が少なすぎるとき、おんどとりとの通信が途切れるときなどです。エラーが出た際は吸い上げ失敗する状態になっていないか確認して、再度吸い上げを行ってください。

データの確認・ダウンロード(1台の場合)

 データの吸い上げを行ったデータはおんどとりWeb Storageに保存されています。データを確認する際はおんどとりWeb Storegeへアクセスし、ログインします。

データの確認

 吸い上げたデータを見る際は、データ設定の見たいデータを上げたおんどとりの詳細グラフの絵のところをクリックします。

 ※複数のおんどとり機器のデータを比べることもできますが、手元に1台しかないので、説明を省略します。複数機器を購入した場合、この項目の加筆を行います。

 詳細のボタンをクリックすると下記のような画面になります。冬場の私室の温度データなので、私が寒くて暖房をつけた際に上昇し、暖房を切って退室したときに気温が下がる感じになっています。

 

データのダウンロード

 データをダウンロードする際は下記の図のように、メニューボタンをクリックしCSV形式でデータをダウンロードします。

 この手順でダウンロードしたデータは下記のように、日付・時刻、日付のシリアル値、温度データ(CSV形式)です。複数おんどとり計器のデータや湿度を扱うおんどとり等では取得データが異なると思いますが、こんな感じというイメージをつかんでもらえたらと思います。

 ダウンロードしたデータファイルを開いてみるとA列が#####となっていたりしますが、それはセルの幅が狭く値を表示できないだけなので、セル幅を広げるときちんとしてデータを表示できます。

まとめ

 おんどとりjr TR41で計測したデータをスマホを使っておんどとりweb Storageへアップロードし、csv形式として計測したデータをダウンロードする手順を紹介しました。TR4シリーズの後継機TR4Aシリーズでの使い方や、温湿度データを利用した実験的なもの等の記事を今後はアップロードしていきたいと思います。

参考HP

T&D公式 TR4ヘルプ

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